人と仕事 PEOPLE & FIELDS

人と仕事PEOPLE & FIELDS

決められた「正解」がないからこそ、MAミキサーの仕事は 面白く、難しい。

映像技術スタッフ

バラエティの仕事は、
まず自分が笑える番組を
つくることが大前提。
バラエティの仕事は、まず自分が笑える番組をつくることが大前提。

門山 周介入社年度:2014年
仕事以外の夢:自分が生まれたアメリカの街に
行ってみたい!

仕事内容

テレビ番組などの映像編集を行う「エディター」が私の職種で、現在はバラエティ番組を担当しています。エディターはクライアントである制作会社やテレビ局から番組の企画や演出の意図といったイメージを受け取り、オンエアできるように映像を仕上げることが仕事です。

現在、隔週のレギュラー番組1本と、それ以外に随時受注した作品を手がけており、ゴールデン枠1時間の番組を1本仕上げるのには大体5日ほどかかっています。入社当時はビデオテープを使ったリニア編集でしたが、現在は映像データをソフトで加工するノンリニア編集が主流になり、映像のクオリティや時間的効率は向上しましたが、その分、忙しさも増した感覚があります。

IMAGICA Lab.を選んだ理由

大学では工業デザインを学び、静止画を扱っていましたが、動画編集ソフトを触る機会があり、自由に対象物を動かしたり、作ったりできる動画編集に興味を持ちました。そして、きちんと技術を磨けて映像業界で活躍できる職場としてIMAGICA Lab.を就職先に選びました。
入社から3~4年はアシスタントとしてバラエティ担当の先輩エディターについて仕事を覚えました。入社当初は夜勤がメインで出社が2日に1回という勤務形態も自分のライフスタイルにマッチしていました。

IMAGICA Lab.を選んだ理由

ある一日のスケジュール

10:00 10:00

出社・作業準備
番組の映像データの入ったハードディスクの受け取り
番組の内容やマイルストーンなどの確認
*コロナ禍以降、作業初日のクライアントの立ち合いは少なくなりました

12:00 12:00

昼食
スケジュール次第で飲食店に行ったり、コンビニで軽く済ませたり時間や場所はまちまちです

18:00 18:00

クライアントとの確認作業
翌日からの作業がスムーズに進むように作業の方向性や詳細が不明瞭な部分を再度確認

20:00 20:00

夜勤担当者への引継ぎ
クライアントとの打ち合わせ内容や確定事項と不確定事項、朝6時までの作業目標などを共有します

私の仕事 or 部署は、ここが面白い!!

バラエティ番組の場合、作業手順は①テロップなどのない映像だけの状態②テロップが入った状態③ワイプなどの仕上げ状態の三段階に分かれていて、どの段階でも制作サイドが視聴者にどう観て欲しいかを意識しながら作業することが重要です。特に「笑い」のポイントは人によって違うので、監督が意図しているところで笑わせるにはどうすればいいかを常に考えています。
制作サイドからは細部にわたって指示があるわけではないので、そこがエディターの腕の見せ所でもあり、色をモノクロにしたり、テロップを派手にしたり、自分なりに工夫できることがやりがいにつながっています。個人的なこだわりとしては、まず自分自身が笑えるものを作ることが大前提だと思っています。

私の仕事 or 部署は、ここが面白い!!

仕事をしてきて『一番うれしかったこと』は?

番組のクオリティに誰よりもこだわっている制作担当者の方から「ここは門山にやってもらう」と指名で作業を任せてもらった時は、信頼されているという実感がこみ上げてきました。今手がけているレギュラー番組は放送当初からほぼ担当していて、制作担当者の方のイメージを超えたクオリティのものができたと感じた時、大きな自信になりました。

新人時代の苦労や失敗談

入社当時はテープを使ったリニア編集で作業手順も現在より複雑だったので、あまり理解できていないまま先輩のやり方を見様見真似で作業した結果、3時間以上も作業時間をロスしてしまい、みんなに迷惑をかけた経験があります。それ以後、分からないことは先輩たちにしっかり確認してから作業するようにしています。

学生の皆さんへメッセージ

学生の皆さんへメッセージ

映像メディアを扱うには、もちろん映像の勉強も必要ですが、それ以外のジャンルに関する知識も重要です。特にバラエティ番組のエディターとしては、ニュースやスポーツ、音楽など他のジャンルの話題をピックアップして笑いにつなげることも多いので、様々なジャンルのコンテンツに触れることが大切です。その際に、作品がどういう意図で作られているかというメタ的な視点で観てみると、将来、自分が作り手側になった時に役立つと思います。
IMAGICA Lab.にはそれぞれ分野のプロがいて、一人ひとりが自分だけの「好き」や個性を持っています。それが自分の強みにもなるので、みなさんも自分の「好き」をいっぱい見つけてください。そして、IMAGICA Lab.にはそれを活かせる環境と企業文化があります。どうか、自分の「好き」を見つけて引出しを増やし、IMAGICA Lab.で自分自身を成長させてください。