人と仕事PEOPLE & FIELDS
映像技術スタッフ
自分が完成させた作品が
オンエアされたり、
形になっていくことが面白い仕事。
映像編集からMAへ転身。様々な現場を経験し、やりたい仕事にたどり着いた。
仕事以外の夢:サハラ砂漠でキャンプ
仕事内容
私はオンラインエディターとして、普段皆さんがテレビやWebなどで見ているCMの映像の仕上げ工程の作業を担当しています。
オフライン編集を終えた映像をもとに、作品の完成形である「完パケ」に向けた最後の工程をすべて担い、具体的には、映像の一部から特定の色を指定して透過し、そこに別の映像を合成する「クロマキー合成」や撮影時に映り込んでしまった不要な画を消す「消しもの」、出演者の方の見栄えをその作品にマッチするように修正する「レタッチ」を行っています。
編集作業を行うだけではなく、撮影前の打合わせにて合成作業の進め方などで懸念点があれば、実際に撮影場所に足を運んだり、撮影手法についてお客様と一緒に現場で検討し提案することもあります。
また最終工程では、納品基準をクリアしているのか、画面に欠けている部分がないかなど細かく確認をするといった品質管理も重要な仕事です。実際の作業は、アシスタントとペアになって役割分担をしながら行うことがほとんどですが、試写をするときや納品用のテープに収録する時は、必ずメイン担当者として同席し、作業を行っています。
IMAGICA Lab.を選んだ理由
私はIMAGICA Lab.に25歳の時、新卒で入社をしました。もともとは制作会社でバイトをしており、映像を作る仕事につきたいと思っていました。制作会社で働いていく中で、自分が映像を作っていくうえで制作に関わりたいのか、オンラインエディターとして編集作業に関わっていくのかどちらに就職するのがいいか迷っていた際に、先輩からエディターの仕事は技術や全体を見る目が必要になるから向いているよと言われ、オンラインエディターを目指しました。その先輩にIMAGICAでの採用活動を進められて、受けたのがきっかけです。
私の仕事 or 部署は、ここが面白い!!
映像制作の最終部分を担う業務を担当しているので、自分が完成させた作品がそのままオンエアされたり、形になっていく。自分の手で作品を仕上げる工程まで携われることはとても面白くややりがいを感じます。IMAGICA Lab.はスタッフの仲が良く、風通しの良い職場です。銀座7丁目スタジオの8階に仕込作業用の部屋では、あのCMの合成はどうやったのか?など技術の共有や特には相談をしたり、別部門のスタッフとも気軽にコミュニケーションをとることができます。また、仕事終わりにはみんなで飲みに行ったりもしています。
仕事をしてきて『一番うれしかったこと』は?
やはり周りの人から自分の担当したCMを見たよと言ってもらえた時や、どこかに自分の作品が掲載された時などにこの仕事をやっていてよかったなと思います。 あとは、監督さんから指名をいただくこと。先輩の仕事のヘルプや新規の仕事から指名につながることもあり、自分の実力を評価してもらって一緒に仕事したいと思っていただけたのが嬉しいです。人によってはアシスタントの時から指名されることもあるので、やりがいもあります。
新人時代の苦労や失敗談
新人時代の失敗談といえば、CMならではなのかもしれませんが、1つのCM作品のデザインで画面上に映っている日付が違うタイプを沢山作ることになった際、編集素材を整理をしきれず、自分の段取りのミスで先輩を待たせてしまい、迷惑をかけてしまったことがあります。あの時は、自分のスキルや準備不足により作業が遅れるたびに冷や汗をかいていましたね。
また、映像編集ツールやソフトを使ったことがない状況で入社したので、一から覚えるのには苦労しました。なので、自分がメインになった今、アシスタントのスタッフが何で悩んでいるのかはよく分かります。同僚には美大や専門学校を卒業し入社したスタッフもいて、入社時からスキルを持っていてすごいなと思います。私のように、映像編集が未経験でもここまで仕事できるようになるので、安心してチャレンジしてほしいなと思います。