人と仕事PEOPLE & FIELDS
映像技術スタッフ
映像編集からMAへ転身。
様々な現場を経験し、
やりたい仕事にたどり着いた。
映像編集からMAへ転身。様々な現場を経験し、やりたい仕事にたどり着いた。
坂田 かおる入社年度:2009年
仕事以外の夢:国内外の世界遺産巡りを
したい!
仕事以外の夢:国内外の世界遺産巡りを
したい!
仕事内容
私の職種は「MAミキサー」で、CM作品のセリフや音楽、ナレーション、効果音などの音声のバランスを整えて最終調整する業務を担当しています。基本的にスタジオでポスプロ用のオーディオ・ソフトを使って作業をしていますが、時には撮影現場で録音を行うこともあります。
CMは時間の尺が短いこともあり1日に1~3本程度を仕上げており、作業中は限られた時間の中で何を伝えたいのかを常に意識して取り組んでいます。
IMAGICA Lab.を選んだ理由
もともとテレビを観るのが好きで、放送芸術系の専門学校に入学しました。自分でHP作成や画像編集などもしていましたが、実際自分にどんな仕事が合っているのか判断できずにいました。就活している時、幅広い作品を手掛けているIMAGICA Lab.に魅力を感じ、CMの動画編集アシスタントとして入社しました。
3年ほど仕事を経験する中で、映像編集の仕事は基本ひとりの職人的な作業なのに対して、MAは現場で監督やナレーター、音響効果スタッフなどチームで創り上げていく意識が強いと感じます。
編集の業務をしていく中で、動画における音声の重要性を感じ、興味を持ち、異動を希望しました。私のように映像編集からMAに転身したケースは珍しいですね。
私の仕事 or 部署は、ここが面白い!!
「音」はCMを含めて映像作品のクオリティを左右するとても大きな要素で、表現の仕方ひとつで注目を集めたり、人の感情を揺さぶるような面白さがあると思います。その作品に演出側のどんなメッセージが込められているのか、それをどうしたら効果的に視聴者に伝えられるのかを考えながら仕事に取り組んでいます。
また、MAの仕事は制作プロセスの中でも最後の工程なので、ここまで引き継がれてきたものを大事にすることを意識して作業しています。
仕事をしてきて『一番うれしかったこと』は?
私が扱う「音」は目に見えないので、仕事がほめられることも少ないですが、その分、プロである先輩や同僚から「あのMIX良かったよ!」と声をかけられると素直に嬉しいです。
また、監督やクライアント、他のスタッフと意識を共有しながら、みんなが納得できる作品ができた時はとてもやりがいを感じます。最近ではWEBやSNSで視聴者のコメントにダイレクトに触れることも増えたので、自分の関わった作品の評価や反響が気になっています。
新人時代の苦労や失敗談
仕事に慣れてきた頃、私の確認ミスで音声がズレた状態で納品してしまい、データが返却されたことがありました。クライアントや担当営業、同じ作業をしていたミキサーの先輩にも大きな迷惑をかけてしまいましたが、先輩は「俺の責任だ」と言って怒りませんでした。アシスタントであった自分には責任をとれない申し訳なさと悔しさを今でも覚えています。その苦い体験があって、今はアシスタントと一緒に納品物の確認を入念に行うように心がけています。