第25回JPPA AWARDS 2021 音響技術部門「優秀賞」受賞 / 映像技術部門「審査員奨励賞」受賞

株式会社IMAGICA Lab.(本社:東京都品川区、代表取締役社長:佐野清、以下IMAGICA Lab.)は、一般社団法人日本ポストプロダクション協会(JPPA)が主催する第25回JPPA AWARDS 2021の一般部門において、音響技術部門「優秀賞」を受賞、映像技術部門「審査員奨励賞」を受賞致しました。JPPA AWARDSは、ポストプロダクションの発展と技術向上を願い1997年に始まったコンクールで、学生部門と一般部門に分かれ、それぞれ応募作品の中から、優れた映像技術・音響技術に対し「優秀賞」「新人賞」が選出され、優秀賞に選出された作品の中から、各部門の「グランプリ」、全優秀賞の中から「経済産業大臣賞」が選出されます。

以下に、IMAGICA Lab.の受賞作品とあわせて、受賞者のコメント及び審査員からの総評を記載しておりますので、是非ご覧ください。

■音響技術部門 ミキシング TVバラエティ 「優秀賞」 受賞
 『超水上サバイバル オチルナ!』 髙良 玄

©フジテレビジョン
(受賞者コメント)
この作品は新たな企画として制作されたため、より良い仕上がりを目指して制作スタッフの方々と試行錯誤を重ねました。また、私自身も熱意を持って作業致しましたので、今回この様な賞を頂きとても光栄です。
作品の中で特に意識したのが、ゲーム中の臨場感と緊張感をミキシングで表現する事です。中でも出演者が水に落ちるシーンでは、『現場音・エフェクトナレーション・効果音』を組み合わせる事によって、より臨場感を演出する表現をしました。これにより「水に落ちたら失格」というルールを大きく印象付ける事が出来たと思います。また、出演者30人以上の膨大な現場素材がある中、何をどのように取捨選択するべきかとても苦労しました。しかし、 ここに一番時間をかけた事により、巨大なステージ上の現場感を残しつつ、出演者の声を聞き取りやすくするミックスが出来たと思います。バラエティ番組を中心として、これまで担当させて頂いた作品での様々な経験を活かし、今作品のクオリティ向上に貢献することが出来たと思っています。
今後もより良い作品づくりに携われるよう精進してまいります。

(審査員からの総評)
過酷な収録環境に加えて音数も多く、技術的難易度が非常に高い作品ですが、仕上がりを拝聴する限り、とても聴き易くうまく纏め上げられていると感じました。整音の丁寧な処理はもちろん、音楽・SEも適切なレベルでミックスされていると思います。
クオリティよりもスピードが優先される事が多いバラエティ番組ですが、しっかりとクオリティも評価できる作品です。

■映像技術部門 オンライン 広告「審査員奨励賞」 受賞
 『メンソレータム「なーちゃんとゆきちゃん」篇』 松村 桜子

(受賞者コメント)
この度はこのような素晴らしい賞を頂戴し、誠にありがとうございます。
今回賞を頂いた作品では、作品がもともと持っている優しいストーリーと、ふたりのキャストの可愛らしい魅力を引き立てることを目指してオンライン編集を行いました。見ている時に”後処理”が気にならないということは、作品に集中してもらう為に重要なことのひとつですが、今回その役割を任せて頂き、素晴らしい作品の仕上げを担当させて頂けたことを大変嬉しく光栄に感じております。”後処理”にも色々ありますが、ネガティブな要素を取り除くことはもちろん、エモーショナルなシーンをより印象強い画にすることや、ふたりの心情をより鮮明に表現するために手を加えることに、大きなやりがいを感じながら作品と向き合いました。
皆様方のお力添えを頂きながらではありますが、どのような環境であっても変わらず胸を打つ「人の温かさ」を伝えることの一翼を担うことが出来たと感じております。この受賞を励みにして、今後も作品とスタッフの皆様のお力になれるよう、引き続き精進して参ります。また、作品に携わる全てのスタッフの皆様と、これまでご指導頂き導いて下さった諸先輩方に感謝致します。

(審査員からの総評)
秀逸な作品です。二人の心のふれあいが編集によりうまく表現されています。年を重ねるにつれ他人への興味が薄れていく私たちに、「おせっかい」というやさしさを思い出させてくれる良い作品でした。


IMAGICA Lab.は社員一人一人の創意工夫を掛け合わせることにより、変化し続ける映像業界においても、常に新しい映像技術に挑戦し続けます。そして、映像作品のクオリティを制作者の皆さまと共に追求し、さらなる技術力の向上をもって、これからも映像業界の発展に寄与してまいります。