2021年 新年のご挨拶

謹んで新春のお慶びを申し上げます。
旧年中はひとかたならぬご愛顧を賜り、誠に有難うございました。心より御礼申し上げます。

昨年は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、世界中がかつて経験したことのない苦境に直面し、感染症が人類の生命、日常の生活を脅かす大敵であることを改めて痛感させられた年となりました。その一方で、「はやぶさ2」のサンプルリターンの大成功は、日本の宇宙技術の高さを世界に示し、未来へ向けた嬉しいニュースとなりました。

弊社におきましては、一般社団法人日本ポストプロダクション協会主催の第24回JPPA AWARDS 2020にて、映像技術部門「グランプリ」「優秀賞」を受賞/音響技術部門「優秀賞」「新人賞」を受賞、一般社団法人日本映画テレビ技術協会主催の第49回(2019年度)優秀制作技術賞においてもフィルム技術スタッフが受賞するなど、昨年に引き続きクリエイティブと技術の両面から高い評価をいただくことが出来ました。

事業面におきましては、昨年4月に海外事業統括部を新設、10月には弊社持株会社であるIMAGICA GROUPが米国を主要拠点としてE2Eサービス (※)を運営するPixelogic社を連結子会社化し、同社ならびにグループ各社と連携したグローバル展開を加速してまいりました。
そして、新型コロナウイルスの影響により、スタジオ各拠点における環境整備はもとより、弊社サービスを安全かつ安心してご利用いただく取り組みも着実に実施してまいりました。新たなサービスとしては、劇場での試写会をはじめ映画宣伝活動に多くの制約が継続的に発生する中で、映画宣伝用マスコミ試写として映像作品をオンラインでご覧いただけるようにオンライン試写サービス「Framboise(フランボワーズ)」を自社開発し、昨年7月のサービス開始以降、多くのお客様にご利用いただいております。

本年もIMAGICA Lab.では、創業以来培ってきたさまざまな映像技術を基盤とし、つねに最新の映像技術とICTを融合し、スタッフ一同、お客様のクリエイティビティを支援し、お客様一人一人のニーズや時代の変化に適した最新のサービスを提供し続けてまいります。
何卒、本年もご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

末筆ながら、皆様のご健勝と益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。

2021年1月
株式会社IMAGICA Lab.
代表取締役社長 大林克己

  

  

(※)E2Eサービス:主にハリウッドメジャースタジオ、OTTやテレビ放送局向けに提供する、劇場映画やドラマ作品のローカライゼーションおよびディストリビューションのサービスです。