第24回JPPA AWARDS 2020
映像技術部門「グランプリ」「優秀賞」受賞 / 音響技術部門「優秀賞」「新人賞」受賞

株式会社IMAGICA Lab.(本社:東京都品川区、代表取締役社長:大林克己、以下IMAGICA Lab.)は、一般社団法人日本ポストプロダクション協会(JPPA)が主催する第24回JPPA AWARDS 2020の一般部門において、映像技術部門「グランプリ」「優秀賞」を受賞、音響技術部門「優秀賞」「新人賞」を受賞致しました。JPPA AWARDSは、ポストプロダクションの発展と技術向上を願い1997年に始まったコンクールで、学生部門と一般部門に分かれ、それぞれ応募作品の中から、優れた映像技術・音響技術に対し「優秀賞」「新人賞」が選出され、優秀賞に選出された作品の中から、各部門の「グランプリ」、全優秀賞の中から「経済産業大臣賞」が選出されます。

本年度は、新型コロナウイルス拡大防止のため贈賞式は中止となり、JPPA公式サイト(http://www.jppanet.or.jp/index.html)にて受賞作品が発表されました。
以下に、IMAGICA Lab.の受賞作品とあわせて受賞者のコメントを記載しておりますので、是非ご覧ください。

■映像技術部門 「グランプリ」 受賞
 映像技術部門 オンライン ドラマ/映画 「優秀賞」 受賞
 『ゲキ×シネ『修羅天魔 ~髑髏城の七人 Season極』』 木村 祥明、中野 裕介
(受賞者コメント)
木村:長年このゲキ×シネ作品に携わってきたのですが、今回このような賞に選ばれましたこと大変光栄に思います。
舞台映画ということで、演劇本来の世界観を壊さないよう、映画として自然と作品にのめり込めるような画作りを心がけてきました。
作品の舞台内容が素晴らしいのは勿論ですが、チームとして、また技術としても評価をいただけたのは大変嬉しく思います。
関係者の皆様に感謝するとともに、これからも携わる作品の魅力を引き出せるよう頑張ってまいります。
ありがとうございました。

中野:今回受賞できたのは、ひとえに作品に携わった皆様のおかげです。大変嬉しく感謝申し上げます。
私は、コンポジットエディターとして合成や観客が集中できるよう不用意に気になる部分の修正など、これまでの経験を生かし作業しました。
演劇として素晴らしい作品の魅力を生かし、映画作品としてFILMCREWと協力し完成まで携われたことは、とても良い経験になりました。今後も様々な作品を担当していく中で、この受賞を糧に皆様の要望に応えられるように努力し、感覚と技術を“ときんときん“に磨こうと思います。
ありがとうございました。
※“ときんときん”とは、作品の本編中に使われているセリフで、名古屋の方言で“とがらせる”という意味です

■映像技術部門 テロップデザイン 共通 「優秀賞」 受賞
 『KinKi Kidsのブンブブーン! #216』 吉澤 真純、蒲原 知英奈、藤井 優季
(受賞者コメント)
吉澤:このたびは優秀賞に選んでいただき大変うれしく思います。
主にイラストやタイトルのデザイン等を担当させていただき、明るく楽しい番組イメージを心がけてデザインしています。
他の番組とは少し違った面白いデザインを考えようと、時にはやり過ぎたデザインをしてしまう場合もありますが、私のアイデアを受け入れ、共有し、上手に番組に取り込んでくれる制作スタッフや編集スタッフにはとても感謝しています。
これからもより良い番組作りのために努力してまいります。
ありがとうございました。

蒲原:この度はこのような賞をいただけて大変嬉しく思います。
限られた時間の中で、毎回デザインを変えつつも番組らしさを保つことは簡単なことではありませんが、私たち以外にもたくさんの方々のアイデアや努力により、この番組はクオリティを保てていると思います。
視聴者の方々にテロップのデザインや細かさがどこまで伝わっているかはわかりませんが、エンドロールにのりきれないほどの人たちのチカラや技術とこだわりで、全ての番組が出来上がっています。このことが、この賞を通して少しでも多くの方に伝われば幸いです。

藤井:KinKi Kidsのブンブブーン!を作っている先輩や後輩はクリエイティブで、いつも私が想像でき得る以上のものをデザインするので、いつも刺激を受けています。
また、自由なデザインを認めてくださるお客さんは、私たちと和気あいあいと接し、編集室の雰囲気を明るくしてくださいます。そのおかげで他では出来ないような自由で斬新なデザインができているのだと思います。
そのような方々と作った作品で素晴らしい賞を頂けたことは光栄であると共に、改めてこの番組を通して素晴らしい方々と出会い、共に仕事をしている驚きと喜びを感じています。

■音響技術部門 ミキシング TVドキュメンタリー 「優秀賞」「新人賞」 ダブル受賞
 『ザ・ノンフィクション~娘がシングルマザーになりまして~』 土屋 由香
(受賞者コメント)
土屋:この度は、優秀賞と新人賞ダブル受賞ということで大変嬉しく光栄に思います。
この作品は仕込み時間が短い作業でしたが、限られた時間の中でお客様が満足のいく作品を作る事が出来てよかったです。
普段主に携わっているバラエティ番組はとにかくスピードが求められるので、その作業内で培ったものが今回の作品でも生かせたと思います。また制作中、日頃から研修していたノイズ処理ソフトを多くの場面で使用したので、事前に色々なアプローチ方法を学んでいた事も、短時間での完成に繋げられたのだと思います。
今後もより良い作品が作れるよう、邁進していきたいと思います。


日本中、ひいては世界中どこにいてもオンラインで映像制作に従事することが可能となり、昨今の情勢による世界的な生活環境の変化も加わり、映像制作の現場においても新たな映像制作スタイルが広がりをみせています。IMAGICA Lab.は、加速度的に大きく変化している映像技術と様々な映像制作スタイル、そして、ひとり一人の技術者の創意工夫を掛け合わせ、映像作品のクオリティを制作者の皆さまと共に追求し、さらなる技術力の向上をもって映像業界に貢献してまいる所存です。