IMAGICA Cloud Connect

サービス概要

IMAGICA Cloud Connectは、AWSへのアップロード代行サービスです。
ー大容量データをクラウドに移したいけど、今ある回線ではセキュリティも速度も充分ではない…
ー定期的にクラウドにデータを移したいけど、対応できるスタッフが不足している…
ーAWS Snowballを使用したいけど、要件がマッチしない…
そんな方々に向けたサービスです。

データ移動用のデバイスをお探しのお客様向けのデバイスのレンタルサービスや、物理メディアからのデータ化・マイグレーション作業、長期保管メディアへのバックアップサービスも承ります。

データ移動の流れ

①現在の環境

②可搬用デバイス

③IMAGICA Lab.

④クラウド環境

①→② データコピー:お客様ご自身で、HDDやNASなどの可搬用デバイスにデータを格納してください
②→③ デバイス移動:データが格納されたデバイスをセキュリティ便にて集荷、IMAGICA Lab.に配送
③→④ アップロード:届いたデバイス内のデータをご指定のクラウド環境にアップロードいたします

セキュリティを担保したネットワーク

IMAGICA Cloud Connect専用の回線(閉域ネットワークとAWS Direct Connect)を使用し、セキュアな通信を実現します。
データのアップロードには、パブリックインターネットを経由しないプライベート接続を用います。
転送には「AWS DataSync」※を使用し、データの暗号化や転送時のエラー検出を実施することで、より安全性を向上させます。

★当社のAmazon S3バケットを経由することなく、お客様ご指定のAmazon S3バケットへ直接データを格納いたします。
(アップロードのためにネットワークリソースのみ使用します)

※AWS DataSyncとは
・エージェント(=PC上の仮想マシン)を使い、オンプレミス⇔Amazon S3間を1対1の通信で転送
・転送元⇔転送先間のすべてのデータをHTTPS(TLS1.3)により暗号化
・ISO27001やHIPPAなど世界および業界のセキュリティ基準に適合
AWS DataSyncを使用することで、安全性が向上し、かつデータ転送が高速化します。

ご活用イメージ

・現在使用しているデータセンターからAmazon S3にデータを移行したい
・社内で運用中の複数のオンプレミス・サーバー管理から、Amazon S3にデータを集約してAWSのマネージドサービスに切り替えたい
・倉庫に眠っているたくさんの古いメディアをデータ化し、クラウドで一元管理してデータを活用したい etc…

サービスご利用の流れ

ご利用規約をご確認の上、お問合せフォームよりご連絡ください。
必要に応じて、お打ち合わせを行う場合があります。

お客様のご依頼内容に基づいて、納期および費用の見積もりを行います。
見積もり内容に同意いただけましたら、ご利用規約に承諾いただいた上でご発注ください。

データを持ち運び可能なデバイスに格納いただき、ご連絡いただければ集荷に伺います。集荷には日本通運のプライバシーガード便を手配します。お客様ご自身での持ち込みも可能です。また、データ移動用デバイスのレンタルサービスもご提供しています。

デバイスレンタルをご利用の場合

使用時期と容量をお知らせください。ご利用希望日の3か月前から先着順で予約可能です。予約に関する詳細やキャンセルポリシーなどはFAQをご確認ください。尚、デバイスの在庫には限りがございます。

ご指定頂いた日時にデバイスをお届けします。23区内の場合、往路の配送料は無料です。

届いたデバイスに、クラウドに移行するデータをコピーしてください。コピー前後の同一性確認は当社では行えないため、必要に応じてお客様にて実施してください。

データコピー完了後、デバイスを当社までご搬入ください。セキュリティ配送サービス(日本通運プライバシーガード便)の手配も承ります。

※セキュリティ配送サービスの料金、補償内容は日本通運株式会社が提供するサービスに基づきます。

データの同一性を保証しながら、Amazon S3などお客様指定の環境へデータをアップロードします。その証跡はレポートとしてご提供します。

アップロードが済み次第、完了報告レポートをお送りします。データの検収を行なっていただき、検収書を当社にご返送ください。デバイスレンタルをご利用いただいている場合、検収後にデータの完全消去を開始します。

検収完了後、当月末締めにてご請求が確定します。お支払いは請求書払いとなります。

費用と納期

ご利用料金 サービス利用料 300,000円 + オペレーション料(アップロード容量に応じて変動)

具体的な料金表や料金シミュレーションについては、「資料ダウンロード」からご確認いただけます。
詳細な料金見積もりが必要な場合は、「お問い合わせ」からお気軽にご連絡ください。
なお、これらは単発でのご利用に適用されます。ご利用頻度などに応じた個別の料金プランもご提案可能です。

ご納期

通常、1週間で約40TB~50TBのアップロードが可能です。
納期は予約の混雑状況により異なる場合がございますので、具体的な納期については個別にお問合せください。

デバイスレンタルサービス

データ移動用のデバイスが必要なお客様のために

可搬用デバイス(NAS/HDD/SSD)のレンタルサービスを提供しております。
デバイスレンタルサービスのご利用の流れは、まずはメールでお問い合わせいただき、在庫状況ご確認ののち【予約】▶【配送】▶【データコピー】▶【返送】▶【アップロード】▶【確認】▶【消去】となります。
お届けしたレンタルデバイスにデータを格納し、当社までご搬入ください。
大切なデータの移送用に、セキュリティ配送サービス(日本通運プライバシーガード便)の手配も承ります。

※セキュリティ配送サービスの料金、補償内容は日本通運株式会社が提供するサービスに基づきます。

利用後のデータ消去

データアップロード完了後、お客様からの許可をもってデータ消去します。
消去は、研究所レベルの復元ツールでも復元不可能とされる『Purgeレベル』で行います。
消去にはデバイス1台あたり5営業日程度を要し、消去完了後は消去レポートを提供します。
なお、お持ち込みのデバイスに対するPurgeレベルの消去も有償で対応可能です。

※Purgeレベルでの消去とは?:NIST消去規格に沿ったデータ消去プロセスにより、データ消去を行うこと。
(NIST:米国国立標準技術研究所)(NIST SP800-88 / IEEE 2883-2022対応)

LINE UP

・在庫状況はお問合せください。
・使用時期と容量をお伝えいただければ、ご使用開始3か月前から先着順でデバイスの予約が可能です。
・ご請求は1週間単位で、着荷日〜データ消去許可のご連絡をいただいた日までがレンタル期間の対象です。
・そのほか、キャンセルポリシーなど詳細はFAQをご確認ください。

物理メディアのマイグレーション/バックアップ作業

IMAGICA Lab.では、創業以来、映像技術サービスを提供してきました。
そのため、映像と関わりの深い、フィルムや物理メディアの扱いに長けています。

各種メディアのデータ化・マイグレーション

フィルムや磁気テープなど、各種メディアからのデータ化作業も承ります。
データ化することは、情報資産を経年劣化から守るだけでなく、物理的保管 / 管理コストの削減や、情報の検索性の向上に繋がります。

◆対応可能メディア
フィルム:35mmフィルム/16mmフィルム/8mmフィルム
磁気テープ:HDCAM-SR/HDCAM/DβCAM/βCAM/D2/D5/HDV/
MiniDV/DVCAM/DVC-PRO/U-MATIC(3/4)/VHS/Hi8/DLT4 etc
※上記メディアの大半が機材の保守が終了しているため、作業時は免責事項への同意が必要です。

上記記載がないメディアもお気軽にお問合せ下さい。

LTOバックアップ/リトリーブサービス

クラウド保管と併せて長期保管用メディアへのバックアップを希望される方向けに、
LTOへのバックアップも対応可能です。
複数の保管方法を活用することで、より安全で堅牢なデータ管理を実現します。

LTOからのデータの取り出し(リトリープ)や、
LTOのマイグレーション作業(新しい記録メディアへの移行)の承ります。

資料ダウンロード

利用規約

サービス説明/料金表

お問合せ

お見積り依頼、ご納期相談、各種お問い合わせはこちら
お見積り/ご納期のご相談の場合、実施時期・容量・現在の保管環境をお知らせいただけますとスムーズです。

FAQ

IMAGICA Cloud Connectのサービス利用料について

IMAGICA Cloud Connectの料金体系は、サービス利用料とアップロード作業料から成り立っています。サービス利用料は1件あたり300,000円(税別)で、これは月額料金ではなく作業完了までの総額です。サービス料金には、IMAGICA Cloud Connectインフラ利用料、AWS DataSync関連利用料、証跡レポート発行料、テクニカルコーディネート料が含まれます。これに加えて、従量課金制のオペレーション料(アップロード作業料)も別途発生します。さらに、デバイスレンタルを利用する場合は、レンタル料金や送料などが追加で発生します。

IMAGICA Lab.が保有・契約しているサーバーやAmazon S3バケットなどにデータを保管することがあるか

当社のサーバーやAmazon S3バケットなどのクラウド、その他デバイス(※)にデータを一時保管することは一切ございません。IMAGICA Cloud Connectでは、当社のAmazon S3バケットを経由することなく、お客様ご指定のAmazon S3バケットへ直接データを格納いたします。(※データ移動用に当社からレンタルする可搬用デバイスを除きます)

Amazon S3に関する問い合わせ先について

お客様の環境におけるAmazon S3に関するご不明点や技術サポートが必要な場合は、AWS Supportへ直接お問い合わせください。より迅速で充実したサポートを受けるために、「Businessサポート」以上のプランへの加入を推奨いたします。

アップロード通信速度について

アップロード通信速度は約450~800Mbpsです(ベストエフォート)。作業実施時期の混雑状況やファイル構成によっては速度が低下する場合もございます。

可搬用デバイスを自前で用意する場合、機種に指定はあるか

持ち込みいただくデバイスの機種には指定はございませんが、あらかじめどの機種をご使用予定かお知らせください。機種のスペックや仕様によっては、当社のレンタルデバイスをご利用いただく場合がございます。デバイスをフォーマットする際のファイルシステムは、NTFSもしくはexFATでお願いいたします。また、可搬用デバイスをご準備いただく場合は、使用時のウイルスチェックをお願いしております。

デバイスレンタルサービスの具体的な流れ

お問い合わせ:必要なデータ容量とデバイスの利用時期をメールでご連絡ください。在庫状況は個別にお問い合わせください。

レンタル予約:デバイスは利用希望日の3ヶ月前からキープが可能です。利用時期の目安をあらかじめお伝えいただければ、在庫状況に応じて先着順で予約も受け付けます。

デバイスのお届け:ご指定いただいた日時にデバイスをお届けします。往路の送料は東京23区内であれば無料です。

データコピー:デバイスへのデータコピーはお客様ご自身で行っていただきます。コピー前後のデータ同一性の確認もお客様の責任で行ってください。データコピーする際、デバイスのフォーマットはNTFSまたはexFATでご利用ください。

デバイスの返送:データコピーが完了したら、デバイスを当社まで返送してください。セキュリティ配送(日本通運プライバシーガード便)も有料で手配可能です。

アップロード作業:デバイスが当社に到着次第、順次データのアップロード作業を開始します。

データ消去:データアップロード完了後、お客様からの許可を得てデータを消去します。消去は、研究所レベルの復元ツールでも復元不可能とされる『Purgeレベル』で行います。消去完了後に、データ消去レポートを発行します。お持ち込みのデバイスに対するPurgeレベルのデータ消去も有償で対応可能です。Purgeレべルでのデータ消去にはデバイス1台あたり5営業日程度の時間を要します。

デバイスレンタルサービスのラインアップとレンタル料金

デバイスのラインアップとレンタル料金については、在庫状況を踏まえて個別にお問い合わせください。ご請求は1週間単位で行われ、着荷日からデータ消去許可のご連絡をいただいた日までがレンタル期間の対象となります。

デバイスレンタルサービスのキャンセルポリシー

キャンセルのタイミング:

・レンタル開始日の14日前までのキャンセル:全額返金
到着予定日の14日前(レンタル開始予定日の14日間前)のキャンセルは、キャンセル料はかかりません。

・レンタル開始日の13~7日前までのキャンセル:75%返金
到着予定日の13日から7日前までのキャンセルは、レンタル料金の25%を申し受けます。

・レンタル開始日の6~3日前のキャンセル:50%返金
到着予定日の6日から3日前までのキャンセルは、レンタル料金の50%を申し受けます。

・レンタル開始日の2日前から当日のキャンセル:返金なし
到着予定日までの2日間以内または当日のキャンセルについては、レンタル料金の全額を申し受けます。

・特殊なキャンセル:自然災害や緊急事態
自然災害、重大な健康問題、その他の予期せぬ緊急事態によりキャンセルが必要な場合は、個別に対応いたします。可能な範囲で証明書類をご提供ください。

返却前の中途解約:

・早期返却:デバイスを予定よりも早く返却する場合、未使用期間分のレンタル料金は返金されません。(予定期間延長の分は加算されます)

・キャンセル通知方法:キャンセルは、当社指定の窓口(電話、メール)を通じて行ってください。キャンセルの受付後、確認のメールを送信いたします。

レンタルデバイスの暗号化

レンタルデバイスの暗号化に関して、NASは書き込み時に暗号化が可能です。SSDおよびHDDは、デバイスにパスワード認証をかけることは可能ですが暗号化は非対応です。

レンタル利用後の可搬用デバイスの物理破壊について

本サービスではPurgeレベルでのデータ消去を標準としておりますが、別料金にて物理破壊も可能です。物理破壊は委託業者にて実施されます。なお、NASをご利用の場合は、内部のHDDのみを物理破壊し、NAS本体の破壊は行いません。物理破壊の料金には、デバイス本体代金、物理破壊費用、および手数料が含まれます。

セキュリティ配送サービスについて

セキュリティ配送用に、日本通運株式会社が提供するプライバシーガード便の手配を承ります。配送に関わる費用、補償内容は日本通運が提供するサービス内容に基づきます。

マイナンバーカード、マイナンバー情報の配送は取り扱えません。

支払い方法について確認したい

お支払い方法は請求書払いにてご対応いただいております。ご発注時に、弊社書式の口座開設申請書に必要事項をご記入いただくことで請求書でのお支払いが可能となります。手数料は代金支払人負担とさせていただいております。

クラウドサービスのシステム構築を行っているか

クラウドサービスのシステム構築については、グループ会社の株式会社フォトロンまでお問合せください。当社で行なえるサービスは、クラウドへのアップロード代行、デバイスレンタル、Amazon S3バケット作成代行、各種テープメディアからのデジタイズ(データ化)作業、LTOバックアップ/リトリープ/マイグレーション作業です。

サービス対応エリアについて IMAGICA ClouId Connectのサービスはどの地域で利用可能か

当社のサービスは国内全域でご利用いただけます。ただし、一部地域や離島では追加の送料や時間がかかることがあります。詳細はお問い合わせください。

データ量の制限について 1回の作業で取り扱えるデータ量に制限はあるか

データ量に特定の制限はありませんが、大容量のデータについては事前にご相談ください。必要に応じて最適なプランや方法をご提案いたします。

サポート対応時間について

当社のサポートは平日午前9時から午後6時まで対応しております。

追加コストについて サービス利用料以外に発生する可能性のある追加コストはあるか

サービス利用料以外にもオペレーション料(アップロード作業料)、デバイスレンタル料、送料、Amazon S3バケットの作成代行費用などが追加でかかる場合があります。詳細は個別のご依頼内容に基づいてご案内いたします。

なぜIMAGICA Lab.がこのようなサービスを行うのか

IMAGICA Lab.では、創業以来、映像技術サービスを提供してきました。公開前の秘匿性の高い映像の取り扱いや、クラウドなどを利用した大容量データの保管・活用、映像資産のマイグレーション作業、映像制作に欠かせないHDD・SSD等可搬用デバイスのレンタルサービスを行ってきました。これらの経験とノウハウを活かし、クラウドへのデータ移行にお困りのお客様向けに「IMAGICA Cloud Connect」サービスを開始いたしました。