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6月17日(月)~21日(金)の5日間、IMAGICA Lab.の運営によりSociety of Motion Picture and Television Engineers:米国映画テレビ技術者協会(以下SMPTE)の標準化技術委員会議(Technology Committee Meetings)が開催

株式会社IMAGICA Lab.(本社:東京都品川区、代表取締役社長:大林克己、以下IMAGICA Lab.)は、Society of Motion Picture and Television Engineers:米国映画テレビ技術者協会(以下SMPTE)による標準化技術委員会議(Technology Committee Meetings)の運営を、6月17日(月)~21日(金)の5日間、IMAGICA Lab.東京映像センターにて行いました。

SMPTE(https://www.smpte.org/)は、映画・テレビ技術に関する様々な規格を策定しており、映像メディア業界へ強い影響力を持つ北米拠点の世界的標準化団体です。
年4回開催されている標準化技術委員会議は、SMPTEで標準化すべき議論がFace to Faceで行われ、実際に標準化を進めている技術者が世界中から集まります。

全日程終了後、SMPTEのDirector Of Standards Developmentである、Mr. Thomas Bause Mason氏(以下、Mr. Mason)とStandards Vice PresidentであるMr. Bruce Devlin氏(以下、Mr. Devlin)に今回の会議の感想などをお伺いしました。

今回5年ぶりとなる日本での開催でIMAGICA Lab.がその運営役を務めたことに対し、「何よりも今回の運営役としての働きに大変感謝しています。」(Mr. Mason)、「あなた方のおかげでとても有意義な会議を開催できました。感謝します。」(Mr. Devlin)とIMAGICA Lab.への謝辞をお二人とも述べてくださいました。

日本での開催について「立地的にもとても良かったし、対応してくれたIMAGICA Lab.の皆さんも本当にフレンドリーで大変良い会議となりました。また、幸いにも天候に恵まれました。そして、すべての会議が良い形でスムーズに終了し、得られたものもとても大きかったです。」(Mr. Mason)、「私はこの街が好きになりました。個人的には日本そして東京が大好きで、いつも来るたびに良い経験をさせてもらっています。そして今回大変良い会議を開催でき、大変うれしく思っています。」(Mr. Devlin)と述べ、Mr. Devlin氏は「欧米と異なる日本のダビングのスタイルや日本語特有の字幕などの違いを実感しました。それらの点は日本に住んでいない多くの人にとっては理解しづらいことでしたが、今回の日本での開催により、新しい技術がどのように使われていくようになるかを理解できました。このように世界中のスタジオをまわることにより、私たちは他の文化から学び、それが私たちの標準化作業をより世界的に適切なものにすることができると感じ、このことは大変重要なことなのです。」と、米国以外での開催意義について述べました。

また、「日本で取り組んでいるテレビや映画産業のための新しい技術や手法を実際に見ることができたことを嬉しく思います。私たちはみな、自分の母国で最も役立つ標準に私たちの考えを基づかせる傾向があります。今回のNHK訪問を通して、日本のテレビや映画産業にはそれぞれ独自の文化やツールがあることを知りました。これはとても重要だと思います。 なぜならSMPTEはニューヨークだけを拠点とする組織ではなく、グローバルな視点をもつ組織であることを証明していかなければならないからです。私たちは常に全世界規模で考えることが不可欠なのです。」(Mr. Devlin)、「Bruceが、我々はより全世界的な視野で各地域の標準化を進めるべきだし、我々はそれをサポートしていくべきだと話していましたが、各地域での開催は我々にとって大変重要なものです。今回、アジアである日本で開催することにより、このことが明確になり、本当に良かったと思っています。そしてもっとこういう機会を増やすべきと考えています。」(Mr. Mason)と、お二人とも、今後のSMPTEのあるべき方向性についても熱く話されました。

今回の日本での開催を機に、Mr. Devlin氏は「ヨーロッパではこういったイベントを多く行っていますが、今後はアジアの各地域でも今まで以上に開催したいと思っています。」と述べ、更に、「日本はそういう意味では非常にこうした会議を行うには適した良い場所だと考えています。日本には今回我々が訪問したNHKはもちろん、ソニーや、パナソニック、そして、IMAGICA Lab.という、世界的に見ても非常に良い企業が存在していますからね。それに日本での開催ということで、中国からの参加もあり、これはとてもいいことでしたね。」とアジアにおける日本での開催の優位性についても語ってくださいました。
Mr. Mason氏も「我々はヨーロッパでも、アジアでももっと世界的な視野で開催していきたいですね。どうしてもアジアはアジアでのイベント、ヨーロッパはヨーロッパでのイベント、そしてアメリカはアメリカでのイベントといったような感じになってしまうので、私は世界中で開催されるイベントにみんなが参加できるように我々が企画していくことが重要だと感じました。」と述べられました。

技術面では、技術担当のDevlin氏が「IMFユーザーグループのユーザーグループ会議と標準化会議を同時に行うことで、多くの参加者により活発に議論され、素晴らしい議論が行われました。私は、技術者、標準化のための開発者、機器の製造者、そしてユーザーコミュニティらによる共同モデルが、私たちの将来の技術の方向性に大きな影響を与えると信じています。 ST2110(Video over IP)の組み込みでもあるべき標準化に対する議論や、XMLベースでの日本語字幕に対する議論など有意義な意見が交わされました。これらの議論は非常に重要であり、将来世界規模で交わされていくべきだと思います。」と話されました。

IMAGICA Lab.では、5年ぶりとなる日本での標準化技術委員会議を運営するにあたり、部署を横断したメンバーで半年以上前から準備を始めました。
ネットワーク環境の設定から、ウェルカムボードや会場案内作成をはじめ、リフレッシュメントや食事の手配、会場装飾などを全て社員で行い、記念品として手ぬぐいや、ご参加いただいた方々のお名前を入れたフィルムネームカード(35mm映画フィルム実物を使用)を配布しました。
また、お二人にもお褒めの言葉をいただいたように、標準化技術委員会議の一環で、以下のSpecial Eventsを開催し、こちらも参加者の皆さんにご好評をいただきました。

【Special Events】
   6月17日(月) IMAGICA Lab.ツアー(試写室、ダビングルーム、フィルム整理場・スキャン・レコーディングの見学)、
                         ウェルカムレセプション
   6月19日(水) NHK放送技術研究所ツアー
   6月20日(木) IPならびにIMF勉強会・懇親会

IMAGICA Lab.では、今後もSMPTEへの活動協力はもちろん、このような映像技術の標準化に関わる世界的な発展に寄与してまいりたいと思っています。

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